沖縄の染織作家上原美智子さんの個展が東京で開かれます。
琉球の古語でトンボの羽を意味する言葉から名づけられた“あげずば織”。軽さのなかにも凛とした存在感と、みずみずしく張りつめた生命感、まさに孵化したばかりの昆虫の羽を思わせる布たちです。
「私にとって素材は一番重要なもの。
今回はヨーガンさんから頂いた、インドの極細の木綿と黄金繭を交織してみました。その他、韓国で入手した麻と、工房で手挽きした絹の交織など、より素材にこだわってみました。植物で染め、手織りした布は、見て心地よく、着けて心地よいけれど、何より素晴らしいのは、人の気持ちを包み込むことです。」美智子。
ロンドンでの展覧会を9月に控え、海外でも注目を集める上原美智子さんの織物。草木で染め上げられたあげずば織のショール50点が展示販売されます。珍しい極細木綿や、韓国の苧麻糸との交織など新しい試みもあり、今回は、ぜったい見逃せません。
期間:8月4日(金)〜13日(日)
11:00〜19:00定休日 火、水曜日
会場:Babaghuri(ババグーリ)
東京都江東区清澄3.1.7 ヨーガンレール本社1階
tel.03.3820.8825 www.jurgenlehl.jp
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