山荘の扉と窓にかかっている柿渋塗りの和紙のロールスクリーンがばっさりと破れてしまいました。留守中、湿気防止のために立ててあった琉球畳が3月の地震で倒れ、スクリーンを直撃したらしい。この柿渋塗り和紙ロールスクリーンは、鯖江市の若き表具師さんに作ってもらったもの。10年以上たち、柿渋は色の深みを増しています。
さて、どうしたものか、、、。
迷うことなく、困ったときのヒデ君ということで、
Side story#218
でタナクリームの壁を作ってくれた
迫田英明・徳永青樹コンビ
に相談。破れた線に沿って、残してあった柿渋紙を小さくちぎって貼り、アルベルト・ジャコメッティの彫刻のような線を描いてくれました。個性的なロールスクリーンに生まれ変って、まずは落着。
彼らが富士見町で築70年の民家を改造して、若きオーナーシェフ岡本 歩氏のために仕上げた
レストラン『agiato osteria』の作業の様子
が、詳しく載っているので是非ご覧ください。
(2011/7 よこやまゆうこ)
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