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<番外編>『特別レポート 能登半島地震体験レポート 2  芝山佳範』
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【2回目】
     3月16日。津幡町から高岡市内を経由し高岡北ICから徳田大津IC、15日に開通した横田ICからのと里山空港ICを経て珠洲に入りました。約4時間の道のり。珠洲焼の坂本さんの蔵の整理のために集まったボランティアの方々とお会いしました。まずは漆器類の整理。年代や数をチェックし、2階へ運びあげ、1日目終了。
     3月17日。早朝、須須神社で参拝し、狼煙を通り海側の道で木ノ浦へ。景色が一変していました。隆起した部分が白くなり、海岸線が延びていました。漆器類の整理を続け、その後、みんなは金沢に帰宅。芝山は居残りで明日も続けます。
     3月18日。陶磁器類の整理。15時になったのでメンバーたちは金沢に帰宅。芝山は少し整理をして終了。蔵の中の整理はなんとか終りました。明朝に輪島に移動の予定。次回は22、23日に仕事場の整理のお手伝いを行います。
     3月19日。9時に珠洲市を出発。1時間30分で輪島に到着。
1、川崎漆器店へ。
     漆器青年会の先輩にお届け物をしに行きましたが出張中でした。

2、親方のところへ。
     親方は留守でした。

3、輪島キリモトへ。
     京都で話をしていた輪島キリモトで建てた紙管を使った作業場を見に桐本さんの工場へ。桐本さんがおられ見せていただきました。13時間で建てることができ(水道、電気等は後)、紙管や木の表面は防水加工、接地面はシリコン加工がしてあるので水に強く、7~8年は使えるとのこと。別の場所にお風呂も作ったそうで、テント内に湯船があり、パネルで温度調整もできるようです。
     その時1台の車が来て、漆器を下ろし始めました。世界中からキリスト教徒の方々が能登地震のボランティアに来ていて、輪島の牧師さんを通じて、雨漏りしていた倉庫の漆器を運び出してるそうです。運ぶのを少しお手伝いしました。
     桐本さんが心配していたのは、売りに行くのはよいが、作ることも平行して考えないといけない。だから、まずは場所を作り仕事をしていこうと。お忙しいなか、ありがとうございました。またみんなで集まれる日を楽しみに。

4、塩安漆器店へ。
     お客様からの要望の品物がないか見に行きました。社長はいませんでしたが、息子さんが丁寧に対応してくれました。忙しいなか、ありがとうございました。

5、工房長屋へ。
     工房長屋の方々と情報交換。観光施設であるにもかかわらず観光収入がないなか、よく頑張っておられました。もとの職場だけに、何かお手伝いできないかアイディア出したりしました。

6、同い年 1
     工房長屋で話をしていたら、久しぶりに同い年の漆器屋が来て、家や倉庫など5ヶ所が潰れたそうで、漆器類はまだ取り出せずにいると。物を借りながら展示会をし、バイトしながら日々忙しくしてるということで、4月から片付けにはいるそうです。みんな頑張っています。

7、同い年 2
     16時になったので工房長屋を出て、病院の仮設トイレで用をたし、帰ろうと横の車を見たら見たことあるシルエットが。学年は上ですが同い年の漆器屋さんでした。展示会に出ていたので大丈夫かと思っていましたが、工場は潰れ、自宅は崖崩れギリギリだったそうです。補助金をもらって工場を修理するにしても、行政は直す材料も同じものにしなさい。立て替えるにしても、いい建物にしようとすると安いものにしなさい、と言ってくるそうで、自分で借金して一貫性のある作業ができる建物を作り、作業場のない職人に場所を貸して、一緒に頑張っていこうと息巻いていました。彼が元気で良かったと思いました。

8、帰宅
     輪島から旧道を通り、穴水から中島、徳田大津から白尾へ約2時間。時間帯もあるのか、途中渋滞もありましたが、少し前に比べれば早くなりました。2度目の能登行きでしたが、景色はあまり変わっていませんが、少しずつながら動きはじめている感じで、こちらが元気をもらってきた感じです。
(つづく)
(2024/6 よこやまゆうこ)

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