そらくんの描いた竹篭の絵
桐山浩実さんの竹篭
桐山さんは九州は大分の、なだらかな山と畑が広がる一軒家に、妻好子さんと7歳の息子大空(そら)くんと4歳の娘水響(おと)ちゃんとの4人家族で住んでいます。
桐山さんは奈良県の出身ですが、ある時竹篭の美しさに魅せられ、ぜひ自分でも作ってみたいと、それまでの仕事をやめ竹篭を作る道に入りました。師についたことはなくほとんど独学ですが、これまでに日本民芸公募展優秀賞や日本民芸館展民芸協会賞など、その優れた造形と技術は高く評価されています。
桐山さんは助手を使わず、一人で仕事をしています。竹林から竹を切り出し、担いで仕事場まで運び、割いて竹ひごを作る、そのすべての作業を自分でします。そして桐山家の食卓に上るのもは、ほとんど彼と彼の家族が育てたお米や野菜たちです。桐山さんの作る竹篭は、まるで大自然の恵みにあふれた桐山家の生き方のように大らかで、健康的です。そばにあるだけで元気をもらえるような竹篭たちです。
桐山さんご本人による、竹篭への思いを記した文章を、次ページにてご紹介します。
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