『布づくし・展』の出展者をお訪ねする工房探訪、その19は、さまざまな染め織りの技法を学び、多様な布づくりを楽しんでいらっしゃる寺井由紀子さんを、埼玉県羽生にお訪ねしました。
寺井さんの古い邸宅のお庭には、たくさんの柘榴が重たく稔っていました。柘榴の実をとったあとの殻を干したものは、黄色から茶色まで、美しい色に染まることを教えて下さいました。
今年一月に行われた新宿OZONEでの展覧会への寺井さんの出展品は、黄八丈の着尺一反だけでしたが、会場では、着物好きな方からのご質問が特に多かった作品でした。黄八丈の産地である八丈島からの出展ではなかったところが関心をひいたのでしょう。
というわけで、寺井さん多様な布づくりを見せていただきました。
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