2004年1月に新宿のリビングデザインセンターOZONEで開かれた『布づくし・展 日本の布200選』に薦田(こもだ)綾子さんは、風通織絣(ふうつうおりがすり)という布を出展して下さいました。絣は糸を括って染まらないようにするか、捺染で模様を染めて柄合わせをして絣にするかの、いずれかの技法があると理解していたので、織りで絣を作ると知り大いに興味をそそられました。織られた布を拝見し、資料を見せて頂き、この複雑な織りの技法が愛知県知多地方や松坂などにも伝えられていることを知り、ただただ感嘆するばかり。薦田さんは知多でグループのメンバーたちとともにその復元にかかわりました。
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