那覇市街から車で20分ほどのところに『画廊沖縄』が装いを新たにオープンしました。
市街からの道筋にはさとうきび畑が続き、せいぜい3階建ての建物がのんびりと建つ程度。そこに、正真正銘の現代美術をかける画廊が出現したのです。画廊主の上原誠勇氏は若き日より現代美術に傾倒し、収集を続けてきた人物です。
オープニング企画は、氏の最も好むというフランク・ステラ展。ミニマリズムの旗手ともいわれているF・ステラは今年70歳を迎え、いまだその制作意欲は衰えることなく、アルミやステンレスなどの素材を用いて新抽象表現主義の最前線にいる画家。再出発を飾るにふさわしい展覧会となりました。
『画廊沖縄』が発行するThe Gallery Voice No.24から、誠勇氏の文章を少し。
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