The Town Mill Galleryは、17世紀の粉引き水車が復元された建物にあり、2階は、この水車の発見者でもあり修復の推進役でもあった地元の彫刻家デビッド・ウエスト氏にちなんでThe David West Galleryと名づけられています。前回同様、今回の展覧会をまとめてくれたのも、ディビッドさんでした。今回はこのスペースに明治、大正期の子供の着物コレクションを展示しました。小さなミニチュアの人形たちは、ケースに入れることもなく展示台に並べられましたが、一つとして無くなることがなかったのは、やっぱり紳士の国?!と感心。
また、ド−ルハウスはイギリスが本家本元であるように、ミニチュアの世界が好きなことにかけては、日本に一歩もひけを取らないお国柄。そのせいか、人口4000人ほどの町に、会期7日間の来場者は1100人。画廊始まって以来のこととか。会場では、持参した虫眼鏡で人形を見入るうちに、鼻をぶっつけてしまった男性や、7日間通いつめ、すっかり仲良くなってしまった地元のご婦人もいました。毎日ずっとボランティアのご婦人が時間交代で受付に座ってくださったことも、ボランティアが生活の一部になっている暮らしを感じさせられました。
|