“昨日(4月3日)、漆器組合として県に色々な支援をお願いするため塗師屋さんを回ってきました。その中でも建物の被害の大きかった一軒です。他にも、同じように危険なために倉庫の取り壊しとともに、塗物が被災ごみとして捨てられた塗師屋さんがもう一軒ありました。どちらの親方や奥さん も「こんなもん、はやどうなるいね。はよ、片付けて仕事せんなんね!」って感じ。元気です!ほんとにこちらが恐縮するほど。元気に頑張らんなんね! と
言ってくれました。調査する我々も、被害の大きさこそ違え、みんな何らかの形で被害があり片付けに頑張っているときに、この元気、明るさには助けられ ます。”(塩安真一・報 2007.4.4)
また、大崎漆器店は輪島でも1、2に大きく、輪島の文化財とも言うべき塗師屋さん。奥にのびた古い家屋や蔵を案内していただき、古い漆器のコレクションを見せて頂いたことがあります。その家屋も蔵も、ほとんど壊滅状態とのニュースを聞いていました。
でも、塩安さんのメールには、“大崎さんに会ってきました。
何としても建物は残す!と強く言っていました。また古民家の専門家が輪島に入っているようで、その人の話では問題なく復活出来るそうです!問題は金ですね。輪島全体の問題です。
単純だけれど一番難しいですね。”と。 |