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『ガンバレ!輪島漆器 わじま蔵出し市』開催のお知らせ
現地からのレポートでお知らせしてきましたように、能登半島地震は、輪島の地場産業である漆器の作り手たちに有形無形の被害をもたらしました。日頃から漆好きを自認する人々からあがった、輪島漆器を応援しよう!の声をうけ、新宿にあるリビングデザインセンターOZONEのご理解と協力を得て、『OZONE夏の大茶会2007』と同時開催で、『ガンバレ!輪島漆器 わじま蔵出し市』を開くことになりました。

とき: 2007年7月12日(木)〜17日(火)
10:30〜19:00  会期中無休
ところ: リビングデザインセンターOZONE
東京都新宿区西新宿3-7-1
新宿パークタワー内 
6階 ロードサイドスクエア
03-5322-6500


出展者:池端漆香堂/石畑哲雄/江端俊雄/輪島大崎庄右エ門/角 偉三郎(遺作)/角 漆工房/角 好司/鎌田克慈/輪島キリモト/しおやす漆器工房/瀬戸國勝/輪島漆器大雅堂/辻工房/藤八屋/滴(しずく)/松本石太郎漆工房/吉田宏之/若島漆器店ほか



<どんな漆器が出展されるの?>
NHKニュースでも甚大な被害を受けた工房の様子が報じられた老舗塗師屋・大崎庄右エ門からは、大きく傾いた蔵から救い出された昭和初期ころからの珍しい品々をリーズナブルな価格で。無地ものを卒業したい漆好きの方には、沈金蒔絵の本格的輪島塗を一点から求められる絶好のチャンス。また、一昨年惜しまれて亡くなられた角 偉三郎さんの遺作の大椀や工房の品々、角さんの友人の江端俊雄さんからは、日本工芸会正会員の格調高き品々、NYタカシマヤで人気の瀬戸國勝さんは、重箱や弁当箱を出展します。既にOZONEイベントではおなじみとなった木地屋の桐本泰一さんは、椀や盆や小型家具を。もちろん、塗師屋さんたちからは、修理も引き受けてくれる安心の使い易い漆器類が多数出展されます。興味深いのはグループ「滴」の若い作り手たち。みんな漆という素材が好きでしょうがない、という昭和40年後半から50年代生まれの人たち。沈金の道一筋に邁進する古込和孝さんや、蝋色師の道を選んだ北村竜治さんら、輪島の新しい力になってゆく作り手たちも登場します。

この地震を機に、痛んだ器を応急手当てして即売する悪徳商売が流行っているとの声も聞いています。でも、『ガンバレ!輪島漆器 わじま蔵出し市』では、間に人が入って販売するのではなく、作り手がお客様に顔を見せて販売するのですから、そんなことができるわけはありません。作り手たちは、できる限り会場にいて、お客様とお話ししたいと上京します。ぜひ、会場でお声をかけて下さい。

<トークショーもやります>
初日7月12日、14時30分から、3階OZONEプラザでは、スペースたかもりの高森寛子さんを進行役に、桐本さん、大崎夫人、新しい茶道具創りに燃えている若島さんに、それぞれの地震体験、これからの仕事についてなどのお話を伺います。入場は自由参加(無料)です。現地の作り手たちの声をお聞き下さい。

<告知してくださる雑誌>
『季刊銀花』『家庭画報』『和楽』『グラツイア』『コンフォルト』『PEN』『おとなの和生活』各誌も、この企画の主旨に賛同してくださり、快く予告記事の掲載を引き受けてくれました。いずれも7月上旬発売号です。

<実行委員会の面々>
最後に、『ガンバレ!輪島漆器 わじま蔵出し市』実行委員として、何かとご尽力下さった方々をご紹介します。加藤 寛さん(鶴見大学教授、元東京文化財研究所部長)、樺山公一さん(うるしGallery J&C)、河野恵美子さん(瑞玉ギャラリー)、小山 織さん(Heart)、高森寛子さん(スペースたかもり)、萩原 薫さん(フリー編集者)、日野明子さん(スタジオ木瓜)、渡邊 和さん(生活産業プランナー&デザイナー)です。

7月12日〜17日は、新宿のリビングデザインセンターOZONE 6階へ、輪島漆器の掘出し物を見つけに行こう!!

    (2007/6よこやまゆうこ)

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