古今東西の染め織りの技の多様なことには驚嘆するばかりです。日本でも古来、人々は染められ織られたものを大切に思い、工夫を凝らし、技を高め意匠を洗練し、情熱を傾けて伝承してきました。
異なる染織の技を用いる作り手たちのグループ「彩の会」では、2年に一度作品展を催し、今回はその4回目、実力派作家6名の競演です。
着物、帯、和装小物、バッグ、ストール、シャツなど、本格的に着物を楽しみたい方から、ちょっとお洒落で個性的な小物をと思われる方まで楽しめる作品展です。
宗廣佳子
松原伸生
出展者は:
荒井明美
モダンな古典、すっきりした江戸前の友禅染
四宮雪子
西陣仕込みの爪織からあそび裂き織りまで
竹澤要次郎
天然染織の可能性を追求する染織のプロ
松原伸生
伝統の長板型染の技法を駆使した緻密な図柄
谷 喜和子
色箔を使った新しい箔の世界を追求
宗廣佳子
紬織一筋に丹精を込めたものつくり
『彩の会作品展』
とき:
2008年10月21日(火)〜27日(月)
11時〜19時(最終日15時まで)
ところ:
田中八重洲画廊
東京都中央区八重洲1-5-15
03-3271-7026
もう一つの展覧会をお知らせします。
国産繭の生繰り糸を低速度で製糸した絹糸を用い、草木染と貝紫で染めた着物、帯、ショール、ネクタイなど。素材にこだわった風合いのよい布、透明感ある優しい色使いが特徴の山村多栄子さんの個展です。
山村多栄子作品展
『貝紫染、そして草木染・・・』
とき:
2008年10月16日(木)〜21日(日)
11時〜19時(最終日17時まで)
ところ:
gallery 坂
東京都新宿区築地町2
03-3269-8330
http://www.gallery-saka.com
(2008/9 よこやまゆうこ)
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