"紙・未来・宇宙 Paper Future Universe"
和紙に関心のある人なら一度は聞いたことのある名前、ダード・ハンター(1883-1966)は、世界の紙をつぶさに調べあげた“紙史研究の国際的権威”と呼ばれるアメリカ人です。欧米で手漉き紙が機械漉きにとって代わられようとしていた1930年代から、アジアに残る手漉き紙を現地調査し、伝統を正しく記録し、後世に貴重な文献を残しました。
『フレンズ オブ ダード ハンター作品展』は、その偉大な業績を継承し発展させるために発足した組織 Friends of Dard Hunterの芸術家たちが、紙という素材を使って制作した展覧会です。
現代の暮らしのなかで、和紙を使用することは減る一方かもしれませんが、アートとして使われる大きな可能性を示してくれる展覧会です。日本人である私たちが思う手漉き和紙のイメージとはかけはなれた用いられ方をしていることに新鮮な驚きを覚える作品群です。
会場となる東京日本橋の小津和紙は日本中の和紙を集めた紙の老舗です。
『フレンズ オブ ダード ハンター作品展』
第一会場:
小津ギャラリー 小津和紙2F
<FDHの選抜27作品展示>
8月31日(月)〜9月5日(土)入場無料
10:00〜18:00 (最終日16:00まで)
東京都中央区日本橋本町3-6-2
tel:03-3662-1184
www.ozuwashi.net
(東京メトロ銀座線/半蔵門線「三越前」A4出口より徒歩8分。日比谷線「小伝馬町」3番出口より徒歩5分)
第二会場:
紙の博物館 4F 展示コーナー DH関連資料展示
9月1日(火)〜9月6日(日)
10:00〜17:00 (入館16:30まで)
入館料:大人300円、小中高生100円
東京都北区王子1-1-3 飛鳥山公園内
tel:03-3916-2320
www.papermuseum.jp
◎講演会:
紙の博物館 1F 講堂
9月5日(土) 13:30〜16:00 定員50名、無料
久米康生(和紙文化研究会代表)*
ポール・デンホード(FDH理事)
*和紙文化研究会
東京藝術大学大学院美術研究科保存科学気付
和紙文化研究会事務局
tel:050-5525-2285
(2009/8 よこやまゆうこ)
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