side story #184でご紹介している染織作家伊田郁子さんが、英国ファ―ナムで開かれている展覧会の様子をレポートして下さいました。パートナーのティム・P―ウイリアムス氏と伊田さんの7年余に及ぶ努力は、主に桐生に残る資料と英国で調査した織物のなかから、無地、縞、格子に限定し、かつ“簡素で美しく、使うことができ、その使用に耐え得るもの”“それ自体が目立ちすぎず、身に付ける人、使う人の心に沁みるようなもの”をテーマに比較対照するとの独創的な発想にもとづき、過去と現在の織物を並列展示するという、意欲的な試みの展覧会となりました。