八ヶ岳レポート第三弾。夏のお楽しみは何と言っても花火。山梨県三郷町を流れる笛吹川の河原で開かれる花火は、日本の花火大会50選に入るほど、量質ともに大満足の花火です。
浴衣姿の若いお二人さん、家族づれが、まだ明るい頃から続々と河原に集結。今年も、25万人(主催者発表)が河原でのんびり寝そべりながら2万発を楽しみました。始まるまでは結構強い雨、、、どうなることかと心配しましたが、始まるころには、何と、すっかりやんだのです。
圧巻は何と言っても、二尺玉。両目の端から端まで、見える範囲いっぱいの天空が花火!あ〜〜、幸せ!と呟いたのでした。そして、最高に盛り上がるのが、ラストの連続打ち。これでもかと言うほど次々と重なって空を埋め尽くす花火色に、鳥肌が収まらないほど。
がらっと変わって、長野県小海町の松原湖の灯籠流しと花火。暮れなずむ湖畔に400個の灯籠が浮かび、さざ波にゆらゆらと揺れながら風に流され、やがて、暗く小さく遠くに火が消えてゆく様は、実に幻想的です。花火は1000発と、こじんまりですが、うっそうとした木々に囲まれているせいで、ずど〜〜んの音がずしりと体に響きます。ここのお目当ては、水上スターマイン。小さな湖面いっぱいに半円に上がる花火が水面にくっきりと映り、息を飲む美しさ。水上スターマインを見るために、毎年、通います。花火フリークの夏もそろそろ終り。節電の夏も何とか乗り切れそう、あと一歩で秋ですね。
(2011/8 よこやまゆうこ)
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