中村一雄さんは、奈良新薬師寺のある高畑という地にお住まいの画家。2008年に次いで東京での個展を開かれます。
中村さんは、1972年日展に初入選されて以来、光風会に属し、二度の光風賞受賞、メキシコ、ローマ、フィレンツエでも個展を開いてこられました。
父・中村義夫氏は「エコール・ド・パリの画家」と呼ばれ、プロヴァンスの風土を愛し、奈良に戻っては、当時としては珍しい洋館を高畑に設計されました。そこはたまたま、志賀直哉邸のお隣。1935年生まれの一雄氏も、画家の道を選びました。そして、昨年、長年の夢を果たされ、長期に南仏一帯を訪れ、今回の展覧会となりました。
中村氏は、気に入ったポイントには何度も出かけ、その場の空気感や臨場感をカンバスに映されます。今回は約30点が出品されます。
奥行きのある透明感あふれる色調から、爽やかな風が感じられるようです。
と き
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2012年5月2日(水)〜8日(火)
ところ
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日本橋高島屋 6階 美術画廊
(最終日16:00閉場)
お問い合わせ
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03-3246-4310
(2012/4 よこやまゆうこ)
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