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<その10>アラスカで出会った人々

知らない人にカメラを向けるのは勇気がいる。カメラを見せて、にこっとすると、撮っていい?と尋ねていることが伝わる。あまり得手ではないが、アラスカで出会った人々のほんの少しをここに。
1)バーらしき建物の壁一面に貼られた素人っぽいラインダンサーのおばさんたちの白黒写真が面白くて、前に立ってもらった。ちゃんと眼鏡をはずしてポーズ。
2)全米でも1、2の水揚量を誇る小さな町の薫製工場で、ハリバットと呼ばれるヒラメの親分のような魚を処理している若者たち。きびきびと働いていた。
3)観光客相手の店にきてベルトを吟味している地元のお母さん。胸の前に赤ちゃんを抱くのをよく見かけるが、この若いお母さんは、日本のお母さんと同じ、背中におんぶ。赤ちゃんが手に持っているのは顔のついたがらがら。どんな音がするのかな〜。
4)ガイドの女性。あごと手に刺青。先住民の女性が顔に刺青をする習慣があったことは、昔の写真からわかるが、この年齢で顔に刺青は珍しい。彼女が自分の部族を誇りにしていることが、説明のなかから伝わってきた。
5)ロシア領プロヴィデニアの町で。“孫たちよ”と。モンゴロイド系の顔立ちが親しみを誘う。この町のメインストリートの建物の多くは、派手な色使いに塗り分けられている。

6)北極圏に入る手前のノームという町。ゴールドラッシュの記念碑の前で。彼女はベーリング海峡近くのセントローレンス島に住んでいると。この島は化石化したマンモスの象牙を販売することが特別に許されている。

7)若いお母さんがぬかるんだ道を、赤ちゃんをカートに乗せてやってきた。彼女の笑顔が素敵だった。

8)港でピンクサーモンを切っているおじいちゃんと孫娘だろうか。ハリバットの餌にするのだと。ここでは鮭は餌にもなる。
<旅行記>は<その10>で完となりました。旅を続けながら書いたので、情報不足のところがあるかと思います。どうかご容赦を。最後までお読み頂いたみなさま、ありがとうございます。

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    (2012/8 よこやまゆうこ)

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