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江戸指物展:十四からの誕生


手元箪笥 井上嘉夫作

指物と書いて「さしもの」と読みます。この頃は、ゆびものとお読みになる方もいらっしゃるとも聞きました。確かに、日常的には耳慣れない言葉です。
指物を一言で言えば、釘などの接合道具を使わずに、木と木を組み合わせて作る家具、建具、調度品のこと。京指物、大阪唐木指物などと共に、国指定の伝統的工芸品として製作販売されています。


姿見 戸田敏夫作


手付盆 根元一徳作

江戸指物は、徳川幕府が職人を全国から呼び寄せ、神田・日本橋界隈に作った職人町で、武家や町人の暮らしの道具として作り始められました。特徴は、華美な細工を避け、木目を生かし、拭漆などで仕上げてその木目の美しさを愉しむところにあり、ほぞ接ぎと呼ばれる緻密な細工と粋な意匠、そして丈夫なことで、今でも多くのファンを持っています。

今回の展示会が「十四からの誕生」と名づけられたわけは、“新しく生まれ変わりたい”との思いを反映してのことだそう。14名の工芸士さんが研を競います。
と き: 2014年3月15日(土)〜3月23日(日)
10:00〜18:00
ところ: 木楽庵(きがくあん)
東京都台東区谷中7-4-2
tel:03-3821-2477
JR日暮里駅南口下車徒歩6分
千代田線千駄木駅(団子坂出口)
徒歩8分
 

茶箪笥 戸田敏夫作
(2014/3 よこやまゆうこ)

(C)Copyright 2004 Jomon-sha Inc, All rights reserved.

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