『台所道具を一生ものにする手入れ術 〜作り手25人に教わる、使い込んでいくことの魅力〜』
著者:日野明子
発行所:誠文堂新光社
価格:1600円+税
A5判 160ページ(オールカラー)
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ひとり問屋という珍しい肩書きを背負い、手作りの良品を流通にのせ、作り手の心強い見方となって久しい日野明子さん(スタジオ木瓜代表)が、またまた嬉しい本を出されました。
工業製品は買ったときが最高に美しく、使ううちに汚くなりがち、一方、手作りの道具や什器は、使い込んで味をだすものと言われます。そのとっておきの秘訣をお知らせしましょう、という本です。
青竹篭を使ってみたものの黴を生やしてしまった、白木の俎板はすっかり黒ずんでバイキンの巣のよう、霰の鉄瓶をフンパツしてみたものの錆が出てしまった、などなど、失敗例は身近にあります。この本の指南によれば、すべからく、使い始めが肝心。ひと手間かけることで使い勝手の良い一生ものに成長してゆく、と。一生は長くはない、この本を片手に、早く一生ものを育てよう!
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