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SideStory#325でご紹介した湘南の漆作家・佐藤智洋さんの初の個展が京都で開かれます。満を持しての初個展です。 佐藤さんの作る漆器は、椀、皿、コップ、箸、スプーンなど日常使いの器たちを中心に、奇を衒わず基本的なフォルムを守りつつ、品の良さを感じさせる漆器たちです。下塗りから仕上げまで自分で納得のゆく仕事をすることには定評があります。昨年初めて発表したスプーンは、ホウ、カツラの木を削り出し、凹部の縁に補強の布着せをするという手間ひまかけた仕事。発表当初から人気で、制作数も限られているため個展を待っているファンが増えているそう。 今年40歳、いよいよ脂の乗った仕事に集中する年になり、趣味のマラソンもなかなかできないとこぼしつつも、仕事に手応えとやりがいを今までにも増して深めていらっしゃることが感じられます。京都へお出かけの折りには、忘れず「鞍馬口駅下車徒歩17分、鞍馬口通智光院下る徒歩3分、真教寺北側お地蔵さんの角西入る」の「ギャラリーやなせ」にお立ち寄り下さい。 |
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| （2017/5 よこやまゆうこ） |
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