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<番外編>工芸ギャラリー閉廊のおしらせ
<番外編> 工芸ギャラリー閉廊のおしらせ
ここ数年、都心でも地方都市でも、工芸品を展示販売する店舗、ギャラリーが店じまいするケースを耳にします。手作りの品が売れにくくなったということなのでしょうか。ネットで作者から直接購入する習慣が定着してきたのでしょうか。
でも、実物を手にとり、重さや手触り、色や時には使い勝手まで確かめて購入できるメリットは、計り知れないはずです。作家と出会い、制作についての考え方や技や工夫や手入れ方法やと話が弾めば、品物への愛着も格段に増すはずです。そうしたことからも、長年続いてきたギャラリーの閉廊は本当に辛いニュースです。せめても、今後の展開を楽しみにしたいところです。
山梨県北杜市にある『峠のギャラリー歩ら里』からの閉廊お知らせDMの写しを転載します。

嬉しいニュースもあります。一ヶ月という長期間、感謝セールが開かれます。店主尾白直子さんがコレクションとして手放さずにいた逸品の数々が出品されます。染織作家の目で選んだアジアの古布類:60~100年前の手描き更紗、トルコなどの古いキリム、絹のカンタ、インドのウールや手織木綿のショール、アフリカの草ビロードなど。また、北杜市で制作されていた故木村二郎氏のテーブルやベンチも手放されるそうです。秋色ふかまる一日、谷から吹き上がる爽やかな風に吹かれながら、ギャラリーのベランダで、美味しい珈琲とともに、21年間の活動に“お疲れさま!”を伝え、その終焉を見届けにゆこうではありませんか!!
この度、突然ですが、1996年春の開廊以来、春は淡墨桜、夏の蓮の花、秋の紅葉と四季折々の風景と共に内外の150余名の作家の企画展を開催してまいりました。作品を通じて多くの方々との様々な心あたたまる出会いの21年間でしたが、このところ私自身の気持ちに体力が追いつかず、この秋を持ちまして、閉廊する事といたしました。
  今後どのようになりますか、ここで一区切りさせていただきます。長い間ご愛顧、ご声援に心よりお礼申し上げますと共にみなさまのご健康をお祈り申し上げます。

2017年8月末日 
峠のギャラリー歩ら里 尾白直子


21年の『ありがとう』を込めて
歩ら里閉廊セール

2017.9.15fri – 10.15sun
10:00 – 17:00 火・水曜日休廊

(山梨県北杜市長坂町中丸1726
tel:0551-32-5856
http://www.burari.info
中央自動車道長坂インターより10分、
JR中央線長坂駅より徒歩25分)

(2017/8 よこやまゆうこ)

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