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田中早穂子さんの「ちえの小筥」

田中早穂子さんの「ちえの小筥」
2009年に SideStory#200でご紹介した神奈川県葉山にお住まいの田中早穂子さんの近況と新作をお知らせします。まずは上のサイトをお読みいただけると幸いです。
田中さんにお目にかかってから10年、今年で93歳になられました。田中さん考案の6cm四方の立方体を頭の中で切り、そのかたちをボール紙と千代紙で作る『ちえの小筥』は、根強いファンに励まされ、今でも作り続けていらっしゃいます。


今年は新作も生まれました。動物を模した2点と、進化系バラの花。動物シリーズ第一弾はライオンとパンダ。ライオンはブルーの目がチャーミングで、ちゃんと鬣(たてがみ)や尻尾もついています。それぞれの動物の特徴をとらえたかたちを立方体から掘り起こし、パーツをきちんと小さな箱に納める技は何度見ても感嘆あるのみ。ライオンは13ピース、パンダは6ピース。こんな小さな箱の中に収まるとはとても思えないほど沢山のピースが入っています。一旦箱から出してしまうと、きちんと納めなおすのは簡単ではありませんが、脳ミソの運動になることは請け合います。

20ピースからできている深紅のバラはスエードのような紙を使って、しっとりした花びらの質感を表現しようという試み。確かに以前の花シリーズのバラとは違う重厚感があります。この紙は一緒にお住まいのお孫さんが見つけてきてくれたそうです。
“もう目が見えにくいし、指も動かなくて、、、”とぼやいていらっしゃいますが、頭と口の回転の早さには感嘆。数独と漢字パズルとこの立体パズル作りが脳ミソを若々しく保っているとしか考えられない田中さんです。

どこでも販売していないので、どうしても欲しい!とおっしゃる方には、お作りしてお分けしていらっしゃいます。すべてご自身でお作りになるので少しお時間を頂きます。お値段はライオン2700円、パンダ1600円、バラ3500円(税込・送料込)。
連絡は shop@handmadejapan.comまで。
(2017/11 よこやまゆうこ)

(C)Copyright 2004 Jomon-sha Inc, All rights reserved.

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