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ニホンミツバチの採蜜を見学する
この写真は作者であるJon Sullivanにより権利が放棄され、
パブリックドメインとなったものです。
ニホンミツバチの採蜜を見学する
SideStory#374でお知らせした葉山での養蜂。今回は残念ながら5月の連休をすぎても分蜂の幸運に恵まれず失敗。来る日も来る日も、忍ぶように近づき巣箱を観察。5、6匹のミツバチが入り口付近に現れ、出たり入ったりしていたので、これは入るかも!と大いに期待しました。が、探索の蜂は5,6匹から増えることはなく、むなしく時は過ぎ、初めてのトライが終わりました。
そして秋。ご近所の養蜂家が採蜜を見学させてくださいました。10月半ば、颱風と颱風の狭間の半日、天候不順で遅れている採蜜をする最後のチャンスということで知らせを受け、万難排して駆けつけました。
雑木が茂る山の中の開けた畑に巣箱が2個。一つ目は大きな桜の木の下。沢山のニホンミツバチが忙しげに出たり入ったり。巣は上段の箱から作られてゆき、4段重ねの下の方には幼虫や働き蜂が棲みます。K氏がナイフで慎重に最上段のテープを切り離します。この時点で、彼には蜜が溜まっていないことがナイフに伝わる感触で判ったもよう。二段目、三段目の箱も蜂に刺激を与えないよう、静かに手早く開けてゆきます。果たして、開けてみると巣はびっしりと作られているものの、蜜の入りが悪い。10mほど横のもう一つの巣箱は颱風で倒され、巣の一部が大きく壊れてしまっていました。

かくして、今年の採蜜は断念。ミツバチが越冬するための蜜まで採ってしまうと、彼らを餓死させてしまうからです。多雨、颱風、塩害、アシナガバチ、花が少ないなど、今年はミツバチにとって苦難の年だったようです。小型でめったに刺さないニホンミツバチが花粉を足につけて巣箱に戻るのを眺めたり、あわよくば、黄金色に輝く純正の蜂蜜をこの手で採取する期待は、いやが上にも高まります。

(2019/10 よこやまゆうこ)

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