染色作家・岡村美和さんの場合
熊本市郊外に住む岡村さんは、12年間勤めた熊本国際民芸館を辞し、昨年から制作に専念しています。和更紗と呼ばれる手法で草木染めの着尺、帯地、のれんなどを制作。
また、八尾和紙や熊本の手漉和紙に型摺り込みの字や絵をあしらった美しいのし袋やはがきなど、手軽に楽しめるものも作り、これらは熊本伝統工芸館が販売しています。
同じ九州の桐山浩実の竹篭を愛用し、染布をいれたり、のし袋を いれたりして使っていらっしゃいます。桐山さんのひご作りは丁寧
なので、布が引っかかったりする心配がないのがうれしいと。 春篭の後にかかっているのは、沖縄で染め芋と呼ばれている紅露(クール)
で染めた布。2000年度日本民芸館展入選作品。
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