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日本民芸館平成の大改修すすむ
東京都目黒区駒場にある日本民芸館を知っていますか?


日本民藝館は、今から70年ほど前、柳 宗悦氏が日本津々浦々から集めた民芸品を展示するために建てられた美術館です。柳 宗悦は『用の美』を発見した人です。「用の美」とは、使うことに忠実に作られたものに自然と生まれる暖かみのある美しさのこと、といえるでしょう。普通の人々の日々の暮らしのなかで使われていた陶磁器、木工品、和紙、竹細工、漆器などの什器や道具が、使い易いかたちに至りついたとき、そこに正直で健康的なかたちが生まれた、ということです。この考え方にもとづいてもの作りを続けている作り手たちがまだまだ大勢います。

 




さて、それらの器たちを蔵する日本民藝館の骨太な建物に足を踏み入れると、タイムスリップしたような空気が流れていることに気づきます。何か、ほっとする時間が流れています。知る人ぞ知る美術館ともいえるでしょう。そうした時間と空間を提供してきた民藝館ですが、寄る年波で痛みがひどくなり、去年の秋から大規模な改修工事が始まり、目下、4月上旬の完成を目指して進行中です。莫大な工事費は、企業や財団、民藝館関係者、日本全国の有志たちからの寄付でまかなわれますが、まだまだ充分ではありません。

そこで、handmadejapan.comでは、このサイトを通じて少しでも民藝館のことをお知らせしてゆくことにしました。
Side Story 50は、その第1弾です。4月には、改装なった展示や、60トンの大谷石の屋根が乗った素晴らしい長家門での記念展覧会についてレポートする予定です。 今回ご紹介するのは、民藝館の許可を得て掲載する工事中の民藝館内部写真です。『日本民藝館のサイトURL:http://www.mingeikan.or.jp』もあわせてご覧下さい。

(横山祐子)

 


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