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『布づくし・展 〜日本と世界の布が集う4WEEKS〜』開催間近!
会期:2004年1月22日〜2月17日/会場:リビングデザインセンターOZONE


Side Story 082(LINK)で募集いたしました『布づくし・展 日本と世界の布が集う4WEEKS』での「ウイークエンド布マーケット」参加者募集では、沢山の方からご連絡をいただきました。有り難うございました。会期中3回の週末、賑やかな布と布小物のマーケットが楽しそうです。
そろそろ各展覧会の準備も整いました。最新情報をお知らせしましょう。

パート1:日本の布200選

パート1の「日本の布200選 〜極められた手技を知る〜」では、文字通り、北は北海道から、南は沖縄までの布が数多く集りました。
アイヌに伝わるアッツシ織、沖縄からは、幻となりつつある芭蕉布や読谷山花織など琉球の布たち。丹後地方に伝わる藤や柳の繊維で織る藤布にやなぎ布、極小の粒絣を組み合わせた村山大島紬の男物、復元された渡来更紗、絹に描かれた日本画京友禅、12世紀に起源をもつとい石川県の牛首紬、などなど、産地から日頃目にすることの少なくなってしまった伝統の布が集りました。
さらに、個人の作り手として地味ながらねばり強く一つの道を極めんとしている方々の作品も数多く出品されます。京都で梅の木から色をもらう梅染を研究している山本 晃さん、国際的に評価の高い有松鳴海絞で活躍する早川嘉英さん、村瀬 裕さん、荒れ野に自生する葛などの草を織り独自の境地を独りゆく矢谷左知子さん、そのお母さまは和紙を細い糸にして織る紙布、人間国宝のお祖父様の跡を継ぐ細かな型染め「長板中型」の松原伸生さん、伝統的な久留米絣の技法でインテリアの布を染める山村 健さん、コンピュータで伝統的な図柄を立体化したあと、丹念に手描きで染める江戸友禅の小倉 悟さん、尾張徳川家門外不出の金箔を真綿に巻き付けた糸で織られた布の復元に成功した高尾 弘さん、と、残念ながらここにはすべての方をご紹介できませんが、実に多士済々です。個展のよさは、その作り手の世界が見られることですが、『布づくし・展』のテーマは、正に"多様なることの悦楽"です。

 


画像:小川圭著「アジアの布」/文化出局/写真 小林庸浩
 

パート2:アジアの布

パート2『アジアの布 〜華麗なる手技の世界〜』では、小川 圭さんが、アジア各国の布コレクションのなかから、とっておきの品々を見せて下さいます。各国の少数民族に伝わる布たちの大らかさ、強烈な色、自由な発想など、日本の布との違いを感じるのも楽しそうです。


 


パート3:NUNO・ヌノ展

パート3『NUNO・布展〜若きクリエーターたちの挑戦』では、イタリア、ロシア、イスラエル、インドなどの国々からの新鮮で刺激的な発想によるテキスタイルが揃いました。加速するとジャケットの正面が光を発し、減速すると背面が光る、左折時には左の袖、右折時には右の袖が光るという、ライダージャケットなど、無限に広がるテキスタイルの可能性が感じられる展示もあって、見逃せません。

 

パート4:ウイークエンド・布マーケット

会期中、3回の週末計6日間に、布と布関連グッズのマーケットを開きます。着物地の服、人形、袋物や袱紗、パッチワーク、小物制作などの趣味が広まるなか、珍しい布や布小物を格安で掘り出す、必見のマーケットです

会期:

第1期 2004年1月24日(土)、25日(日)
第2期 2004年1月31日(土)、2月1日(日)
第3期 2004年2月7日(土)、8日(日)

 

連動セミナー開催

『梅染めの不思議』
講師:山本 晃 (梅香房 山本)
日時:2004年1月31日(土)15:00
〜16:30
定員:30名 無料

ほんのりした梅の花びらのような色から、真黒までのさまざまな色を梅の古木から引き出す事に成功。染めの不思議と魅力をビデオを見ながらお話して下さいます。


『お召しの魅力』
講師:服部芳和(織道楽 塩野屋)
日時:2004年2月1日(日)15:00〜16:30
定員:30名 無料

「お召し」の語源は、貴人が"お召しになった"ことから名づけられた縮緬の着物のこと。「お召し」は、江戸時代に男性の正装用として好まれ、明治以降、女性の正装となりました。セミナーでは、その変遷を解きあかします。着物についての知っておきたい常識がいっぱいのセミナーです。


『アジアの布の魅力』
講師:小川 圭
(アトリエかんかん/ファッションプロデューサー)
日時:2004年2月7日(土)15:00〜16:30
定員:60名 無料

長年にわたりアジア各国を訪ね、アジアの人々が布を織り、また染める現場に立ち会ってきた経験から、職人たちの息づかいが感じられる「手仕事の現場」を、スライドを見ながら伝えて下さいます。


各回とも、お申込みが必要です。
お申し込みは、リビングデザインセンターOZONEまで
TEL 03-5322-6500(http://www.ozone.co.jp/


(2003/12 よこやまゆうこ)


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