Side Story#050でお知らせした、東京駒場の日本民芸館が昨年秋から進めていた改修工事が、このほど完了しました。4月9日よりオープンしています。築70年の建物の太い柱や手すりは美しく磨かれ、葛布の壁紙も新しくなりました。お披露目のセレモニーには200名からの関係者や寄付してくださった方々が集まり、トビ職の山口政五郎さんと若衆たちが、江戸情緒たっぷりの木遣りと御祝儀の纏いを披露、にぎにぎしい催しとなりました。

ずっと閉まっていた西館長屋門にも60トンの大谷石の屋根がのり、『陶芸４人展』が開かれます。島岡達三、デイヴィッド・リーチ、ウオーレン・マッキンゼー、柳　宗理４氏の作品が展示販売されます。民芸館で作品が販売されるのはこれが初めてです。

●会期：4月27日（土）のみ15：00〜17：00
　　　　4月28日（日）から5月6日（月）まで
　　　　10：00〜17：00（4月30日休館）
●入場料：無料

●記念講演会：
長屋門改修を記念して 、4月27日17：30から19：30まで、W.マッキンゼー氏による講演と、同氏と島岡達三氏との対談が、本館大展示室で行われます。（参加費1000円、定員100名、要予約03-3467-4527）素晴らしい長屋門の建築と焼物を楽しみに、ぜひお出かけ下さい。

handmadejapan.comでは、これからも民芸館ウオッチングを続け、レポートしてゆきます。（よこやまゆうこ）

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