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Story032(LINK)、047(LINK)でお知らせした沖縄の染織作家上原美智子さんが、その全仕事をお見せしようと、意欲的な展覧会が企画されました。3つのギャラリー、店鋪にそれぞれ特徴のある作品が展示されます。3会場はお散歩にちょうど良い距離にあるそうです。ぜひこの機会に、現代の織姫、上原美智子の全仕事をご覧ください。
●あけずば織: |
ギャラリー・クックラボ COMO
東京都港区南青山4-7-7
tel 03-3470-0019
薄布シリーズの新作。クチナシの青、琉球藍の藤色や淡紅色など、清明な新色が揃いました。
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●エアーシリーズ: |
SPICA MUSEUM
東京都港区南青山4-6-5
tel 03-5414-2264
人間の毛髪の10分の1の超極細糸で織ったモダンな布。アートと工芸の垣根を超える試みの成果を発表します。
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●和の仕事: |
青山 八木
東京都港区南青山1-4-2
tel 03-3401-2374
柳悦博さんに入門した上原さんの原点は、着尺や帯などの和の仕事です。独創の世界を拓きつつある上原さんの最新作です。
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最後に、上原さんの言葉をご紹介します。
“赤ん坊として生まれた時も、死んだ時も、人は布にくるまれるのが自然。布というのは、原初的で深いものですね“
“一本の糸に惚れること。死んだ兄が私に残してくれた言葉です。”
“植物で染め、手織りした布は、見て心地よく、着けて心地よいという役割があるけれど、何より素晴らしいのは、人の気持ちを包み込むことです。”
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